アクアポニックスの物語

地球でいちばんやさしい話をしよう。

さてさて、はじまりました。

ここでは、地球にいちばんやさしい「アクアポニックス」と呼ばれる新しい価値生産の方法を中心に情報発信していきたいと思います。

とは言いつつ、自分たちの活動の紹介や、アクアポニックスの最新情報の発信、そして海外文献の翻訳など多岐にわたって皆さまにご紹介していければなと思いますので、ゆるくお付き合いくださいませ。

 

とりあえず初めての投稿になりますので自己紹介していきます。

わたくし、クニタカ ユズキといいます。

苗字の漢字がややこしいのと、タイピングしてもクニタカの漢字が候補キーワードで一生出てこない(7年間の付き合いになるMacでさえ)のでカタカナ表記でいきます。こっちのほうが打ちやすいですし。

学生のときにはオランダのロッテルダムという港都市へ留学し、現地のビジネススクールで日本酒をヨーロッパのマーケットにどうフィットさせるか?戦略は?コミュニケーションは?という風なProject-based learningで主に勉学に励んでおりました。その後は、アムステルダムの大手銀行でインターンシップをして、Treasury部門にて日本からオランダに進出している企業様の資金管理をちょこっとだけしていたりと、まあ少し前の話ですが…

オランダ ロッテルダムの風車

 

じゃあ今は何をしているかというと、ふつうに会社員として日々営業しています。

後述していくアクアポニックスの活動においては、現在は外部での活動がメインで、プロジェクトのような位置付けですが近いうちに具体的な形あるものに変えていく予定です。

 

それでは、はじまりはじまり〜

 

アクアポニックスとは?

前述でもちょくちょく出てくる「アクアポニックス」というキーワード。

そもそも何なんだ?という心の声がみなさんから続々と聞こえてきますので紹介していきます。

アクアポニックスとは、水産養殖(魚の養殖)と水耕栽培(土を使わず水と養液を使用して植物を育てる方法)を掛け合わせ、二つを循環させながら作物を作る新しい価値生産の方法です。

 

あたまの中で「???」が出ている方もいるかもしれないので簡単にシステムの概要を説明していきます。

 

上の画像を参考にすると、

① 魚のフンを活用

魚を飼っている水槽の中ではエサを食べた魚たちがフンをしてくれます。アクアリウムをしたことがある方なら分かると思いますが、フンは多すぎると水質を悪くする原因にもなってしまいます。ですがアクアポニックスはこれを活用することで植物の栽培に繋げていきます。通常の露地栽培でも同様ですがフンなどの自然界の有機物は植物や野菜が育つのに重要なファクターです。

② バクテリアが魚のフンを分解

フンを含んだ水は、隣にある水槽へ送られていきます。この水槽にはバクテリア(微生物)がいっぱいいて、フン等の有機物を分解してくれます。

分解のプロセスは、

アンモニア(フンや餌の食べ残し等の有機物)→亜硝酸イオン→硝酸イオン

となります。

実は硝酸という成分は、植物にとって最大の栄養になりますので自然の力のみで植物が育つことが可能なのです。

③ 栄養に富んだ水を植物が吸収

バクテリアによって分解された硝酸を含む水は、隣の植物や野菜のエリアへ流れ込みます。栄養を含んだ水なので植物たちは根っこからグングン栄養を摂取していきます。そしてポイントは、根っこから栄養分だけを吸収してくれるので、残った水はキレイなろ過された水になるわけです。そして最後にこのキレイな水は魚たちの水槽に帰っていきます。

 

基本的には、この①→②→③の循環を繰り返しながら、魚も育ち、植物や野菜も育っていきます。

 

え、エコにフレンドリーすぎない!?

 

いや、本当に悪いところが見当たらないですよね。

実は、硝酸が植物にとって大好物な食事だってことも、恥ずかしながらアクアポニックスをはじめるまで知らずに生きてきました…この人類普遍の事実を知らずに生きてきたなんて、神様すみません、

ですがもう知ったら勝ちですね!

田んぼとか人生で見たことも触れたことないし、魚すらも飼ったことねえよ。。。という方ももう大丈夫!

これでアクアポニックスは何たるかの基礎部分は会得したも同然なのですから!

 

今回は概要だけ、ということなので実はまだまだアクアポニックスの真髄をご紹介できておりません。

システムの話や、メリット/デメリット、結局どこでどのように生かされるの?クニタカって出身は?彼女いるの?まさか妻子持ち?などなど、ご紹介したい(後半はもはやどうでもいい自己満足)ことが山ほどありますので次回以降、徐々に話していきます。

 

「我々は地球を創っている」

よく皆さんから、

アクアポニックスって、とどのつまり農業なの?水産養殖業なの?どっちなの?

と聞かれることが多いです。実際にネットで検索してみると、

アクアポニックスは、水産養殖(魚の養殖)と水耕栽培(土を使わずに水で栽培する農業)を掛け合わせた、新しい農業。魚と植物を1つのシステムで一緒に育てます。魚の排出物を微生物が分解し、植物がそれを栄養として吸収、浄化された水が再び魚の水槽へと戻る、地球にやさしい循環型農業です。

 

と書かれており、有機農業の意味合いが強いのかな?と思いがちですが、

わたし個人的にはどちらにもカテゴライズできない新しい生産方法だと考えています。

 

ご冗談でしょうファイマン・クニタカさん?と言いたくなりますが、

理由は明快で、

“どちらかが欠けてもこのアクアポニックスは成立し得ないから”です。

つまり、アクアポニックスのシステムを活用すれば、食用の魚も育てながら観賞用の植物も育てられますし、観賞用の魚で野菜を育てることも可能です。両方が食用でも良いし、観賞用でもいいわけです。

だから、母なる地球が生み出したこの自然循環を大いに活用するアクアポニックスは、紛れもなく「地球業」です。

 

「地球業」

 

かなりのパワーワードだな…

いや、でもこれは疑いの余地もない「地球業」。

 

皆さん、以下、本日のテイクホームメッセージです。

 

“アクアポニックス=地球業”

 

地球業 地球家 クニタカ

人々の個々のライフスタイルによって自分の価値生産の方法を選択することができます。

それは、家族団欒に緑を添えたいファミリーかもしれないし、空間に癒しを取り入れたいサラリーマンかもしれないし、足が悪くなっても園芸を続けたいおじいちゃんやおばあちゃんかもしれない。

100人いたら100通り、いや、もっとそれ以上に多様な価値の生み出し方があるのかもしれない。

 

それだけでもう素敵じゃない?

 

だから、皆さんからアクアポニックスとは?と問われたら

「地球を創り出すことで多様な価値を生み出すこと」

と答えています。

アクアポニックスの循環の仕組みは、まさに地球が人類に教えてくれた最大の恩恵だと思うし、その価値を可視化してくれる一つにアクアポニックスもあるのかなと思っています。

 

捉え方は人それぞれですが、わたしはわたしの思うことを発信していきます。

 

そう、

 

我々は今、地球を創り出しています。